あつぎ内視鏡・内科クリニック 〒243-0018 神奈川県厚木市中町3-12-1 厚木国際ビル7F TEL:046-223-4976

憩室炎

憩室とは

憩室とは腸にできたポケット状のくぼみです。腸管内にガスや便がたまると、圧力が加わり腸管の壁が外側に膨らんで飛び出してしまいます。腸管の内側の壁が圧力で外側に飛び出すことでくぼみ(憩室)ができます。
憩室自体は病気ではなく、放置していても癌化する恐れなどはありません。

憩室が起こる原因

憩室が起こる原因は様々ですが、一つには腸管内の圧力がくぼみができる原因とされています。腸管に圧力が加わるのは、慢性の便秘や排便時に強くいきむ時に起こります。圧力が上がると腸の壁の弱い部分が外側に飛び出してしまいます。また、ストレスや緊張によって大腸が収縮することで腸管内の圧力が上がることもあります。

憩室炎が起こる疾患

憩室自体は病気ではなく、心配することはありません。けれど憩室内に炎症が起こっている場合は以下のような症状が現れます。

  • 便秘と下痢が交互にあらわれる
  • 下血、血便症状がある
  • 重苦しい、吐き気や嘔吐の症状がある
  • 発熱、排尿障害が起こる
  • 腹痛、腹部膨満感、腹部の不快感や圧迫感がある

炎症が軽い時は、腹部か軽く周期的に痛み、下痢や便秘をします。炎症が進むと腹痛に加えて発熱や血便がでるようになります。さらに炎症がひどくなると、憩室に穴があき腹膜炎をおこすこともあります。 憩室炎の炎症が軽度であれば、軽い腹痛や下痢・便秘といった症状が起こります。炎症が進行していくと激しい腹痛や発熱、血便を伴うことがあります。まれに炎症がひどくなっていくと、憩室に穴が開いてしまい腹膜炎を引き起こすことがあります。

検査・治療法

大腸内視鏡検査で診断が可能です。大腸内視鏡検査では、腸壁の状態をしっかりと観察することができます。 腹膜炎など重症化した場合は手術が必要になる場合もありますが、軽症の憩室炎は腸内の安静を保ち(流動食など)抗生物質を内服にすることで数日で治ります。

あつぎ内視鏡・内科クリニックでは『水浸法』による大腸内視鏡検査を行っています

憩室の状態を調べるには大腸内視鏡検査を行います。『水浸法』を用いた大腸内視鏡検査は、従来の検査と比べておなかの張りや苦痛を軽減して楽に検査が受けられます。また、下剤を飲まない大腸内視鏡検査にも対応しています。
憩室炎が進行して腹膜炎を起こしている場合には、手術が必要になることもあります。疑われる症状がある方は、なるべく早めに検査にお越しください。

予防のためにできること

日常生活では以下のことを心がけてください。
  • 規則正しい食生活で排便習慣を整えましょう
  • 食物繊維の多い食事を心がけ、腹圧をかけないようにしましょう。
  • 肉食や脂肪食の多い食事を控えましょう。
  • 冷たすぎるもの、熱過ぎるものを避けましょう。
  • 腸に刺激の強いアルコール飲料やカフェイン、香辛料を控えましょう。
  • 過労やストレス、精神的緊張を避け自律神経を整えましょう。
  • 適度の運動で肥満にならないようにしましょう。
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